書籍紹介

飲酒運転とアルコール依存症には深い関わりがあります。
常習性、再犯率が高いとされ、飲酒運転を撲滅するためにも、依存症の治療が欠かせません。

書籍を通して、依存症について理解を深め、家族の接し方や治療法を知ることができます。
悩みを抱える家族や本人、援助者に向けて、回復に役立つ書籍を紹介します。

症状や接し方　分かりやすく

新版　アルコール依存症から抜け出す本

内容構成

依存症の軽症の人から重症の人まで、症例や行動パターンのほか、それぞれに合った治し方が具体的に書かれています。問題や症状から相談窓口が探せるチャートや、必要な治療法と入院・通院期間が調べられるチャートも掲載しています。

依存症の目安のほか、家族の接し方やよくある誤解などを、イラストや台詞などを織り交ぜながら分かりやすく説明されています。本人や家族に向けて、治療への一歩を踏み出すきっかけとなる１冊です。

生き方の病　理解し解決を

依存症のすべてがわかる本

内容構成

アルコール、薬物、たばこなどの物質依存、仕事や買い物、ギャンブルなどのプロセス依存、対人依存の症状や心理を紹介しています。アルコール依存症の診断基準やどのような経過で病気へと進むのか、くわしく説明しています。

人間関係でストレスを感じた時の対処法や自分でできるヒーリング方法、家族の覚悟について、治療に向けた情報が満載です。「生き方の病」の解決方法を探ります。

治療につながるワークブック

アルコール・薬物・ギャンブルで悩む家族のための７つの対処法ＣＲＡＦＴ（クラフト）

内容構成

ＣＲＡＦＴは、飲酒問題や薬物問題に悩む家族のために、アメリカで開発されたプログラムです。家族がこのプログラムを実践したところ、70％前後の依存症者が、治療につながったという研究結果が出ています。家族用の自習用ワークブックとしてまとめ、援助者のガイドとしても役立ちます。

対立せず、治療を促せる家族のコミュニケーションの方法や考え方、家族がもっと楽に暮らせるための発想の転換などをくわしく紹介しています。「本人は受診する気がないので、どうしたらいいか」と多くの家族が抱える悩みに、解決の道へと導いてくれます。